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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2013年05月20日

「権利」について・・・

「ただいまぁ~!」とあさひが帰ってくる声で、何となくその日の学校生活が楽しかったのか、そうでなかったのか感じるバズ。
そんな親ごさんは多いのではないでしょうか?
いつも元気で、クラスの人気者で、お勉強もできて、運動も好きで、リーダーシップがあって・・・なんていうスーパーキッズからは程遠いあさひですアセアセ

あさひなりに楽しくて達成感のあった日の「ただいま~!」は、こちらも嬉しくなりますが、
「○○くんに、ドンッてされた」とかの日は、落ち込んで「ただいま・・・」なので、理由を聞くまでヒヤヒヤのバズ。
ある意味、わかり易いあさひで助かるのですが・・・タラーッ

先日、ちょっと落ち込んで帰ってきた日がありまして、おやつを食べながら話を聞いて、
「だったら明日からはこうしよう!」と、嫌な気持ちを解消して元気を取り戻したあさひが、
その夜、置いてあった本を一気読みしました。

それが、これ↓

 「あなたが守る~あなたの心・あなたのからだ」

森田ゆりさんの作で、童話館出版から発行されています。

これは、アメリカのCAP(Child Assault Preventyion : 子どもへの暴力防止)プログラムの、子どもワークショップをベースに書かれた本です。



・あなたは世界に一人しかいない。そのままで充分ステキなんだよ。
・自分の気持ちを大切にしよう。悲しいとき、腹が立ったときは、口に出したり顔に出していいんだよ。
・すべての人は元気に生きる「権利」を持っているんだよ。
・・・ということを、わかりやすく書かれています。

人は誰でも生まれながらにして持っているもの=「権利」があって、それを取り上げられると生きるのに困るということ。
そして、子どもには①安心して生きる権利 ②自信を持って生きる権利 ③自由に生きる権利・・・という大切な3つの「権利」がある、と教えてくれます。

いじめられたら「安心」でなくなって、「自信」がなくなって、きゅううくつになるから、いじめは「権利」を取り上げるということ。
知らない人に連れて行かれそうになった時には、「安心」「安全」「自由」が奪われている。だから大声を出して逃げよう。
・・・みたいな、例をあげて説明してくれているので、とてもわ分かりやすいんです。

あさひが何気なく手にとった絵本ですが、これを読みながらあさひが言ったこと。
「○○くんがぼくにしたことは、ぼくの安心・安全・自由を奪ったんだね。だからぼくは嫌な気持ちになったんだ。ぼくはお友達の安心・安全・自由を奪っちゃいけないんだね」

そうなんです、ただ「いじめはよくない」と言ってもイマイチ説得力に欠けますが、この本を読むと、どうしてよくないのかが理論立ててあさひにもわかったんです。

「わかってくれるまで、誰か他人に話そう」と切々と書いています。

奇しくも、憲法記念日が近かったこともあって、一番説明が難しい「基本的人権」についてあさひと話せたのが嬉しかったです。
この本のいいところは、親が読んでも納得できるところ。
シチュエーションを例に出して「こんな時はどうする」と、子どもにも親にも対処法が書かれているのが良いです。
子どもの話を聞く大切さを教えてもらいました。

あまり小さい子だとわからないかもしれないけれど、あさひが9歳の今、いいタイミングでいい本に出会えたなぁと思います。
小学生になったら持っていてもいい本だと思います。そして、いいタイミングで親が渡してあげるのがいいかな、と。

あさひとバズには、助けてもらった大切な大切な1冊です。

今日の1冊・・・本  でした。
  


Posted by バズ at 11:00Comments(4)今日の1冊